ザ・リッツ・カールトン沖縄スイートルーム宿泊体験｜自然と調和する上質な空間で、心がほどけるひととき

美しい珊瑚に囲まれた、沖縄・名護の丘に佇む「ザ・リッツ・カールトン沖縄」。
今回の滞在では、昨年リニューアルされたばかりのスイートルームに宿泊してきました。

訪れたのは、雨上がりのしっとりとした午後。車寄せに着いた瞬間から始まるリッツのホスピタリティは、何度訪れても心に響きます。チェックインの手続きを待つ間も、静かに注がれるウェルカムドリンクのシャンパンの泡を眺めていると、日常のスピードがふっと緩むのを感じました。

沖縄の自然と共鳴する、リニューアルスイートの設え

今回ご紹介するのは、昨年大規模なリニューアルを経て生まれ変わったスイートルーム。

まず驚かされたのは、客室全体が「沖縄の自然と調和する」ことをコンセプトに設計されている点。窓の外に広がる緑と海のブルー、それを優しく受け止めるようなベージュと木の温もりを基調としたインテリア。まるで部屋自体が、風景の一部になっているような錯覚さえ覚えました。

和のエッセンスを感じさせる金箔のアートパネルや、天井から吊るされた蝶のようなモビールは、「静かな非日常」という言葉がぴったり。

ダイニングスペースには、沖縄の果物や泡盛などが美しく並び、まるでギャラリーにいるかのような高揚感があります。

ジャグジー付きテラスとバスルームで、ととのう贅沢

このお部屋で一番のお気に入りポイントは、ジャグジー付きのテラスと、スパのような広々としたバスルーム。

テラスからは名護湾とゴルフコースの美しい眺望が広がり、心地よい風を感じながらジャグジーに浸かる時間は、まさに至福。バスルームも洗練されたデザインで、ナチュラルストーンと木材のコントラストが心を落ち着かせてくれます。バスタブからも外の景色を楽しむことができ、「あぁ、ここに住みたい…」と本気で思ってしまうほど。

スイート宿泊者限定のドリンクも、沖縄らしさが満載

リッツのスイートでは、ミニバーにある一部のドリンクが無料で提供されているのも魅力のひとつ。そして今回、リニューアルに合わせてその内容もアップデートされていました。

冷蔵庫を開けると出てきたのは、パインジュースやシークワーサーソーダ、そして沖縄県産素材を使ったクラフトビールなど、沖縄ならではのラインナップ。思わず「これ全部いただいていいんですか？」と確認してしまうほど。

“旅先でしか味わえないもの”へのこだわりが、細部にまで行き届いていることに感動しました。

ヒートエクスペリエンス｜自然の中でととのう、極上のリトリート時間

スイートでくつろいだあとは、ぜひ足を運びたいのがリッツカールトン沖縄のヒートエクスペリエンス。屋外のプールエリアやスチームルーム、温冷浴などを通して、心身を深くリセットできる贅沢な空間です。

特に印象的だったのは、その空間に至るまでの遊歩道。沖縄の在来植物に囲まれた木製の遊歩道は、まるで森の中を散策するような静寂と癒しに包まれます。

昼間は木漏れ日が揺れ、生命力あふれる緑に囲まれてリフレッシュ。そして夜には、ライトアップされた道が神秘的な雰囲気に変わり、まるで別世界に足を踏み入れたかのような感覚に。

その先に広がるヒートエクスペリエンスエリアでは、静かに流れる音楽と自然の風、アロマの香りが調和し、深い呼吸とともにととのうひとときへと導いてくれます。プール隣のガゼボもゆったりとした時間が過ごせる穴場スポットです。日々の疲れを解きほぐし、自分の中心とつながる時間。ここでしか味わえない、真の“ラグジュアリーリトリート”が体感できました。

マリオット・ボンヴォイ アンバサダーなら、アップグレードのチャンスも

今回、私はマリオット・ボンヴォイのアンバサダーエリートとして宿泊しましたが、リッツカールトンのようなラグジュアリーホテルでも、閑散期であればスイートへのアップグレードが叶うことがあります。

もちろん、確約されているわけではありませんが、事前のコミュニケーションや希望を伝えることで、その可能性がグッと高まります。

リッツカールトン沖縄のスイートはリニューアルに伴い、価格も上がったためアンバサダーメンバーはかなりの恩恵が受けられます。
「リッツではアップグレードされない」と思い込まずに、ぜひチャレンジしてみてください。

最後に

リッツカールトン沖縄は、ラグジュアリーでありながら決して肩肘張らない、「豊かでやさしい贅沢」が詰まったホテルです。

喧騒から離れ、ただ静かに流れる時間の中で、自分を取り戻したい人にこそ、おすすめしたいホテルです。

次回は、レストランやアフヌーンティーの様子もお届けします。どうぞお楽しみに。

ザ・リッツ・カールトン沖縄のエリート会員特典まとめ