
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル京都 周辺観光|嵯峨野の自然と、京の味わい
共有
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都で過ごす極上の時間のあと、
もう少しこの静けさに身を置いていたくて、嵐山の奥へと足を延ばしました。
竹林を抜け、川のせせらぎを聞きながら、
心をほどいていくような散策と、丁寧に紡がれた京料理との出会い。
旅の余韻を優しく包んでくれる、嵐山のとっておきの時間をご紹介します。
山間の緑に包まれた名店で、心をほどくお昼のひととき|【松籟庵】
保津川のせせらぎを耳に、青もみじが揺れる山道を進んだ先に現れる「松籟庵(しょうらいあん)」は、まさに隠れ家のような存在。
いただいたのは、旬の食材を少しずつ丁寧に盛り込んだ会席膳。瑞々しい湯葉のお鍋は、口に入れた瞬間とろけていくような繊細さで、思わずため息がこぼれる美味しさでした。
一品一品に宿る季節の息づかいと、職人の手仕事の美しさ。
静かな空間で味わうお料理は、まるで時を忘れさせてくれるようなやさしさに満ちていました。
心尽くしの京料理と、おもてなしに癒されて|【嵐山さくら】
夕食に訪れたのは、桂川沿いに佇む「京料理屋 嵐山さくら」。
趣ある和の空間に通されると、そこには目にも美しい京料理の数々が並びます。
先附からお椀、焼き物、炊き込みご飯まで、どれも季節の彩りをまとい、ひとくちごとに奥深い味わいが広がります。
特に感動したのは、鰻の出汁茶漬けと、最後にいただいた抹茶と和菓子の組み合わせ。旅の終わりに、心がほっとほどけるようでした。
なにより印象に残ったのは、お店の方々のあたたかなおもてなし。
丁寧で親しみやすく、心を込めて接してくださる姿勢がとても心地よく、京都での素敵な思い出となりました。
嵐山の自然に癒される、散策のひととき
青竹が空へと伸びる嵯峨野竹林の小径、谷間を流れる保津川と、そこを走るトロッコ列車の景色。
どれもが、“時間”というものの流れを忘れさせてくれるような、静けさに包まれた世界でした。
旅の途中で訪れた「大河内山荘庭園」は、かつて俳優・大河内傳次郎の別荘として造られた場所。
ひとつひとつの石段を上るたびに視界が開け、嵐山、比叡山、保津峡を見晴らす絶景に出会えます。
苔むす庭と、和の建築が美しく調和した空間。静寂に包まれながらお抹茶をいただくひとときは、まるで時が止まったような感覚でした。
京馬車に揺られてのどかな道を進み、どこか懐かしさを感じる嵐電の駅に立ち寄って——
翠嵐の滞在を中心に、嵐山という町そのものが、心と体を解きほぐしてくれる場所なのだと、改めて実感しました。
まとめ|心をほどく、静寂とぬくもりの旅
京都・嵐山という地に息づく自然と歴史、そして「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」が届けてくれる、静けさとぬくもりに満ちた滞在。
でもそれだけでは終わらないのが、嵐山の魅力です。
緑の中を歩いて巡る庭園、風に揺れる竹林、保津川のせせらぎ。トロッコ列車や馬車に揺られて眺める景色も、どこか懐かしく、どこまでも新鮮でした。心と体を癒したあとに、ふらりと出かける嵐山の観光は、旅の余韻をさらに深く、やさしくしてくれる時間。
翠嵐に泊まったなら、ぜひ嵐山のまちも歩いてみてください。
この場所は、宿と街がひとつになって、訪れる人の心を豊かにしてくれる——そんな特別な旅先です。
華やかさの裏にある奥ゆかしさ、計算し尽くされた“余白”の美しさ。心の奥が、そっと整っていくような——そんな旅時間が、ここにはあります。また季節を変えて、きっと訪れたくなる。
それが、翠嵐での滞在と嵐山の魅力でした。