翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都宿泊体験|“何もしない贅沢”に身を委ねて

翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都宿泊体験|“何もしない贅沢”に身を委ねて

京都・嵐山——
桜、新緑、紅葉、そして雪景色と、四季のうつろいが絵巻物のように織りなすこの地に、ひっそりと佇む「翠嵐(すいらん) ラグジュアリーコレクションホテル 京都」。

翡翠色にきらめく保津川の流れに寄り添い、渡月橋の少し上流に広がるこの静謐な場所には、喧騒とは無縁の“何もしない贅沢”が満ちていました。

宿泊者限定の人力車送迎でホテルに向かう道中、軋む車輪の音とともに旅気分が一気に高まり、ホテルの門をくぐった瞬間、日常とは切り離された、特別な時間の扉が開くのを感じました。

温泉付きのプライベート空間で、 心と身体がほどけていく

今回滞在したのは、天然の嵐山温泉を引いた露天風呂付きの客室。

開放的なテラスに面した湯船に身を沈めると、空と山と川が溶け合うような絶景が広がり、思わず深呼吸。鳥のさえずりや風の音が、心の奥にまで染み渡っていくような感覚に包まれました。

室内は和モダンの落ち着いたしつらえ。柔らかな光が差し込む窓際のソファに身を預けると、ただ「何もしない時間」の心地よさに、全身がゆるんでいきます。

テーブルに置かれた和菓子と柑橘の果実。どこか懐かしく優しい味に、旅の緊張がふっとほどけていきました。

京都の“美”を感じる朝の食卓

朝食は、まるでお重を開くような心躍るひととき。

京野菜や旬の食材が美しく並べられた小鉢たちは、まさに職人の手仕事の結晶。ひと口ごとに丁寧さとやさしさが伝わってくるようで、朝の静けさの中に、じんわりと心が満たされていくのを感じました。

スムージーや果物の爽やかさで体が整い、五感が目覚めていく——
そんな豊かな目覚めの時間が、ここにはありました。

器の中に季節が息づく、贅沢なディナータイム

夜は、レストラン「京 翠嵐」でいただく京フレンチを堪能。一品一品が、まるで工芸品のような美しさで供され、まさに“味わうアート”。

目でも舌でも香りでも楽しませてくれるコースは、「食事」という枠を超えた、ひとつの“物語”のようでした。食材はもちろん器や盛り付けにも細やかな意匠が施され、京都という地に息づく美意識を、肌で感じられる体験となりました。

京の趣に包まれた空間と、心に残るおもてなし

敷地内を歩けば、石畳の小径、歴史ある建築の面影、渡り廊下にそっと灯る行燈——
そのすべてが、“京都らしさ”を静かに物語っています。

スタッフの方々のおもてなしもまた、このホテルの魅力のひとつ。品格と温かさを兼ね備えた対応に、こちらの心までほぐされていくのを感じました。「ラグジュアリー」という言葉が、物や空間ではなく“人”の在り方によって体現されている、そんな印象深い滞在でした。

まとめ|“何もしない贅沢”が、心を満たす

チェックアウトの朝、テラスに出て深呼吸。湯上がりの体に、やさしい風がふわっと触れる。

嵐山という土地が持つ“静けさ”と“深さ”、そして翠嵐という宿がつくり出す“美しさ”と“ぬくもり”。

この場所は、旅先ではなく、「また帰りたい」と思わせてくれる、もう一つの我が家のような存在になりました。

自然に囲まれた露天風呂、丁寧に仕立てられた京料理、静けさに溶け込む客室——
日常の忙しさをふと忘れ、自分自身を取り戻すような時間が、ここにはあります。

また季節を変えて、ふらりと帰ってきたくなる。そんな、心の奥にそっと灯るような、特別な滞在でした。

翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都のエリート会員特典まとめ

  プラチナ、チタン、アンバサダー エリート会員 ・ウェルカムギフト(ポイント、オリジナルスイーツ、シャンパンなどから選択)
・客室アップグレード(露天風呂付きスイート含む、空室状況による)
・16:00までのレイトチェックアウト(空室状況による)
・滞在ごとのボーナスポイント:+50%
・朝食無料(大人2名・子ども2名分も対象)
・シャンパンディライト(夕刻のドリンク&軽食サービス)
ゴールド会員 ・ウェルカムギフト:500ポイント
・客室アップグレード(空室状況による)
・14:00までのレイトチェックアウト(空室状況による)
・滞在ごとのボーナスポイント:+25%
・朝食無料(大人2名・子ども2名分も対象)
・シャンパンディライトまたはウェルカムドリンクサービス

 

補足情報

・客室アップグレードは非常に実現率が高く、プラチナ以上では露天風呂付きスイートへのアップグレード例も。
・朝食は「京 翠嵐」などの館内レストランで提供され、大人2名+子ども(12歳以下)2名分が無料になり、家族旅行にも安心です。
・夕刻のシャンパンディライトが滞在の彩となり、ドリンクと軽食で静かなひとときを過ごせます。

ブログに戻る