セントレジス・バリ宿泊体験記 レストラン編①|本格的なバリを味わうDulangディナー
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前回の記事では、セントレジス・バリ(The St. Regis Bali Resort)でのリピート滞在を通して感じた、おもてなしや空間の心地よさをご紹介しました。
今回はその続編として、ダイニング体験の中でも特に印象深いレストラン、Dulangでの夕食について綴ります。
華やかさを前面に出すのではなく、バリの文化や日常に静かに触れるような、ローカルを味わうひととき。
再訪だからこそ改めて感じた、Dulangの魅力を料理ごとに振り返ります。
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「セントレジス・バリ宿泊滞在記 再訪編|穏やかな時間と、心に残るおもてなし」
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「セントレジス・バリ宿泊体験記 レストラン編②|海と光に包まれる、贅沢なKayuputiブランチ」
バリの夜に溶け込む、静かなガゼボのレストラン
Dulangは、彫刻が施されたガゼボに席を設けた、落ち着いた佇まいのレストラン。
店名は、かつて王族の食卓で使われていた円形の木盆「ドゥラン」に由来します。
席数は多くなく、照明も控えめ。
夜風が抜け、自然の音が静かに届く空間は、賑やかなリゾートダイニングとは一線を画しています。
ここでは「食事をする」というより、「バリの時間に身を置く」という表現の方がしっくりきます。
1|食事のはじまりを告げる、生サンバル
最初に運ばれてくるのは、生サンバルの盛り合わせ。
玉ねぎ、唐辛子、トマトなど、素材そのものの瑞々しさが際立ち、辛味だけでなく香りと旨味がしっかり感じられます。
この一皿で、今夜のコースが「インドネシアの家庭料理を軸にした内容」であることが自然と伝わってきます。

2|滋味深いスープが、身体をゆるめる
続くスープは、やさしい塩味と出汁の旨味が広がる、素朴な一杯。
派手さはありませんが、どこか懐かしく、身体にすっと馴染む味わいです。
旅先でありながら、落ち着いた気持ちに戻してくれるような存在でした。

3|バリの食卓を再現した、大盆のメイン料理
メインは、丸い木盆いっぱいに魚、肉、野菜料理が少しずつ並ぶスタイル。
一皿ずつ提供されるのではなく、バリの食卓そのものを再現したような構成がDulangらしさです。
味付けや香りの幅もあり、どれから手を伸ばすか迷う時間も楽しいひとときでした。

4|丁寧に仕上げられたロブスター料理
(写真:ロブスター)
中でも印象に残ったのがロブスター。
軽やかな香草使いで、素材の甘みを引き立てる仕上がりです。
しっかりと旨味がありながら重さを感じさせず、コースの流れの中でも自然に溶け込んでいました。

5|炭火の香ばしさが際立つサテ
(写真:牛・鶏のサテ)
牛と鶏のサテは、炭火の香ばしさとスパイスのバランスが絶妙。
特に牛はやわらかく、噛むたびに旨味が広がります。
加熱具合も安定しており、毎回安心して楽しめる一品です。

6|素朴さと遊び心が同居するデザート
デザートは、手作り感のある温かみを残しつつ、見た目にも楽しい構成。
ココナッツやアイスなど、バリらしい甘味が組み合わされ、コースの締めとして程よい軽さでした。

Dulang このレストランの魅力とは?
席数の少なさが生む、心地よい静けさ
オープンエアでありながら、騒がしさは一切ありません。
照明も控えめで、会話の声や自然音がほどよく響く空間。
「多くの人を回すためのレストラン」ではなく、
ゆっくりと時間が流れる場所という印象が強く残ります。

食事の流れに寄り添う、バリ舞踊と音楽
夜が深まる頃、ガムラン(リンディック)の音色とともに舞踊が始まります。
派手なショーではなく、あくまで食事の延長線にある静かな演出。
料理と空間の流れを邪魔することなく、自然に溶け込む存在でした。

まとめ|Dulangで過ごす、静かなバリの夜
Dulangは、豪華さを競うダイニングではありません。
バリの文化や日常にそっと触れながら、丁寧に食事をいただく場所です。
再訪しても、その印象は変わらず、むしろ深まったように感じました。
派手さはないけれど、滞在の記憶に静かに残る——
Dulangは、そんなレストランです。
次回は、Kayuputiのブランチについてご紹介します。
セントレジス宿泊者でなくても利用でき、バリ島旅行者からもかなり人気の高いレストランです。
お楽しみに。
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