飛鳥Ⅲ 乗船体験記①|客室・船内施設・オリジナルパフォーミングアーツまで、新しい日本のクルーズを体験

2026年9月、飛鳥Ⅲに乗船しました。
今回の旅で印象に残ったのは、日本船らしい落ち着きがありながら、客室や船内施設、そしてエンターテインメントには新しい感覚がしっかり取り入れられていたこと。

ホテルのように快適に過ごせる客室、海を眺めながらくつろげるデッキやラウンジ、そしてLED映像・音・ダンスが一体となったショーまで、「船に泊まる」というより、船そのものを目的地として楽しむ旅でした。

この記事では、実際に宿泊したバルコニー付き客室をはじめ、船内施設やエンターテインメントについて、ご紹介します。

飛鳥Ⅲ 基本情報

・就航:2025年
・船籍港:横浜
・総トン数:52,265GT
・全長:約230m
・全幅:約29.8m
・乗客数:680名
・乗組員数:約490名
・客室数:351室
・客室:全室海側・プライベートバルコニー付き
・航海速力:最高20ノット
・特徴:全室バルコニー付きの客室、6つのレストラン、大浴場・サウナなどのウェルネス施設、没入型エンターテインメント
・おすすめ:船内での食事やエンターテインメント、ウェルネスまで含めて「船そのものを旅の目的地」として楽しみたい方

目次

出航|ドラの音色と共に始まる出航ダンスパーティー

出航時はドラの音色と共に、クルーとお客様が一体となった出航ダンスパーティーから始まりました。
スパークリングワインや、ノンアルコールカクテルも振舞われ、最初から皆が一体感を感じる儀式でした。

客室|バルコニー付きで、海を身近に感じる船上ステイ

今回宿泊した客室は、バルコニー付きのお部屋です。

室内は決して広大というわけではありませんが、ベッド、ソファーセット、デスク、収納、水まわりが効率よく配置され、数日間を過ごすには十分な使いやすさがありました。

船内の限られたスペースを無理なく使えるように設計されていて、荷物を広げた後も動線が窮屈になりにくいのが好印象です。

ベッドまわりは落ち着いた色調でまとめられ、照明もやわらかめ。

壁面のアートや木目のインテリアも、いわゆる「船室」というよりホテルの客室に近い雰囲気です。

窓の外には、そのまま海へつながるバルコニーがあります。

朝、カーテンを開けた瞬間に海が広がっていること。
そして、自分の客室からそのまま外へ出て、風や波の音を感じられること。
これは、クルーズならではの大きな魅力でした。

バルコニーには椅子が用意されているので、寄港地の景色を眺めたり、朝の静かな時間を過ごしたりするのにもぴったりです。

デスクと客室設備|仕事にも身支度にも使いやすい

窓側にはデスクがあり、鏡と照明も備わっています。

ちょっとパソコンを開いたり、メイクをしたり、翌日の予定を確認したりするのにちょうどよいスペースでした。

客室にはタブレットも用意され、船内案内などを確認できます。飲み物やグラス類の収納もすっきりまとめられており、限られたスペースの中でも「必要なものが必要な場所にある」という印象です。

大きなクローゼット|ハンガーが豊富で、長めの旅にも便利

クルーズでは、日中のカジュアルな服だけでなく、ディナー用の服や羽織ものなど、ホテル滞在より衣類が増えがちです。その点、この客室はクローゼットが大きく、ハンガーも豊富に用意されていました。

スーツケースの中に衣類を入れたまま過ごすのではなく、乗船後に一度きちんと収納してしまえば、客室が散らかりにくく、数日間の船上生活がかなり快適になります。

バスルーム|バスタブ付きなのが嬉しい

バスルームには洗面台、トイレに加え、大き目のバスタブがありました。

洗面台は収納もしっかりあり、化粧品などはすべて中に収まるので、物が出しっぱなしにならずに済み、快適に過ごせました。

水まわり全体も明るく清潔感があり、客室のコンパクトさを感じさせないつくりでした。

スキンケア製品まで用意|細かなところが便利

洗面まわりには、シャンプーなどのバスアメニティだけでなく、スキンケア製品も用意されていました。
化粧水や乳液などを持参しなくても使えるのは、荷物を少しでも減らしたいクルーズでは便利です。

こうしたものは一つひとつは小さなポイントですが、長く滞在するほど「最初から客室に揃っているありがたさ」を感じます。

冷蔵庫には無料のドリンク|お部屋でもティータイムが楽しめる

冷蔵庫には無料のドリンクに、お茶セットも完備しています。お部屋のバルコニーでも、ティータイムを楽しめます。

【今だけの数量限定】お試し7包セットをプレゼント中!

船内施設|海を眺めながら過ごす場所が多い

棚や上部収納もあり、バッグや小物をまとめて置けるのも便利です。

飛鳥Ⅲには、ラウンジ、カフェ、ショップ、プール、スパ、シアターなど、船内で過ごすための場所が数多く用意されています。

印象的だったのは、「何かをしに行く場所」だけでなく、ただ海を眺めたり、コーヒーを飲んだり、本を読んだりするための居場所が多いことです。

観光地を巡る旅では、どうしても予定を詰め込みがちですが、クルーズでは「何もしない時間」そのものが旅の一部になります。

プールデッキ|昼と夜で表情が変わる

プール周辺には大型のデイベッドやデッキチェアが並び、晴れた日の日中は、リゾートホテルのプールサイドのような開放感があります。

海の上にいながら、水辺でのんびり過ごす。この非日常感は、船上ならではです。

プールサイドにはジャグジーがあるのも嬉しい。

夜になると照明の印象が変わり、同じ場所でも昼とは違う雰囲気に。イベントが行われることもあり、時間帯によって船内の表情が変わっていくのも楽しいところでした。

最後の夜はプールデッキで、ディスコナイトが開催されました。

大浴場|ジャグジー、サウナ、露天風呂まで

飛鳥Ⅲの船内施設の中でも、私たちが特に気に入ったのが大浴場です。

内湯はゆったりと浸かれるだけでなく、ジャグジーにもなっていて、さらにサウナと露天風呂まで用意されていました。

船の上で海を感じながら露天風呂に入れるというのは、ホテルとはまた違うクルーズならではの贅沢。客室にもバスタブはありますが、しっかり身体を温めてくつろぎたい日は、何度もこちらを利用したくなりました。

大浴場内は撮影できないため写真はありませんが、飛鳥Ⅲで過ごした中でも、特に印象に残った施設のひとつです。

ジム|船旅の途中でも気軽に身体を動かせる

船内にはジムも用意されています。

クルーズ中はどうしても食事を楽しむ機会が多くなるので、空いた時間に身体を動かせる場所があるのは嬉しいところ。旅の途中でも普段の運動習慣を続けたい方にも便利です。

セルフランドリー|洗剤完備。長めのクルーズにも便利

長めのクルーズでありがたいのが、船内のセルフランドリーです。洗濯機と乾燥機が用意され、洗剤も完備されているので、旅行中に衣類を洗いたい時にも困りません。

とてもいいな、と感じたのが、利用中の洗濯機を分かりやすくする仕組みです。

客室のクローゼットには、部屋番号が付いた青い袋が用意されていて、洗濯機を使用する際には、その袋を洗濯機の前に掛けておきます。どの客室の方が使っている洗濯機なのかがひと目で分かる、シンプルですがよく考えられたルールです。

数日間の船旅では、洗濯できるだけで荷物をかなり減らせます。客室の大きなクローゼットと合わせて、長めのクルーズでも快適に過ごせる設備だと感じました。

エンターテインメント|「KAGUYA」で感じた飛鳥Ⅲの新しさ

今回、特に印象に残ったのがオリジナルパフォーミングアーツ「KAGUYA −かぐや−」です。

映像制作を手掛けるHITOHATAによる演出で、大型LEDや映像表現、ダンサーの動き、音楽が一体になったステージでした。

単に大きな映像を背景に流すのではなく、映像と人の動きが呼応しながら場面が変化していきます。
日本的なモチーフを使いながら、表現はとても現代的。
舞台を「見る」というより、その空間に引き込まれていくような感覚がありました。

上映中は撮影禁止なので、皆さんにお見せできないのがとても残念です。
「KAGUYA」についての詳細は、以下のサイトでご覧いただけます。

船上だからこそ生まれる、思いがけない出会い

クルーズには、ホテル滞在とは少し違う距離感があります。
ショーに出演するダンサーやミュージシャンの方も、同じ船の中で数日間を過ごしています。

実際に私たちは、レストランで「KAGUYA」のダンサーさんと偶然お会いし、お話をすることができました。さらに別の日には、ポップスバンドのボーカルの方ともお話しする機会がありました。

ステージで見ていた方と、その後、船内で偶然会う。
こうした思いがけない出会いも、限られた空間で時間を共有するクルーズならではの楽しさだと思います。

下船|飛鳥のテーマを聴きながら

下船時には下船口近くのエントランスロビーで、ピアノの生演奏で、飛鳥のテーマを始めとしたバックミュージックが流れていました。

ソファーにゆっくり座って演奏を聴きながら、下船の順番を待つことができました。最後までなんとも優雅な演出でした。

この曲のコンセプト「日本のクルーズ文化をつなぎ、日本の芸術文化、人と地域をつなぐ」。
この船内での5泊6日の滞在が美しい想い出として脳裏をよぎり、思わずホロリとなりました。

まとめ|飛鳥Ⅲは、船そのものを楽しむ旅

飛鳥Ⅲに乗って感じたのは、「豪華だから良い」というだけではなく、船の中で過ごす時間そのものを心地よくする工夫が随所にあることでした。

バルコニーから海を眺める朝。
プールデッキで何もしない午後。
そして、映像と音に包まれる夜。

目的地へ向かう移動時間ではなく、船の中で過ごす時間そのものが旅になる。
それが、飛鳥Ⅲの大きな魅力だと感じました。

レストラン、カフェ、バーについては、別記事で詳しく紹介します。

よかったらシェアしてください
  • URLをコピーしました!
目次