
セントレジス・バリで叶えるグルメ時間
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前回は「セントレジス・バリ 究極のオアシス」で、セントレジス・バリの施設やお部屋について紹介しました。今回はレストランについて紹介します。
高級食材満載のオーダー制のアラカルトが魅力的なBonekaでの朝食、インド洋を望む白亜の Kayuputi でキャビアとシャンパンが踊るサンデーブランチ、クリス短剣で響くサブラージュが名物の The St. Regis Bar、ガムランとバリ舞踊が彩る Dulang の王朝料理について綴ります。
Bonekaでの朝食、贅沢アラカルト
朝食はレストラン「Boneka」でいただきます。ここではビュッフェの枠を超え、テーブルごとに注文できるアラカルトが主役です。ロブスターの旨味をたっぷり閉じ込めたふわとろオムレツ、こんがり焼いたフォアグラを重ねた目玉焼き——朝から想像を超える贅沢がさらりと叶います。
なかでも心を射止めたのが「Egg Nouvelle」。小さな卵殻の中にロブスターラグーを忍ばせ、グリーンアスパラのクリームとイクラをそっと飾った一皿は、可憐な見た目と濃厚な味わいのギャップがたまりません。
セントレジス・バリでは朝食は宿泊料金に含まれています。ぜひ時間に余裕を持って、コーヒー片手にゆっくり味わってみてください。
Kayuputi ― インド洋を望むレストランでサンデーブランチを
ヌサドゥアの海を正面に臨む、セントレジス・バリの象徴的ダイニング「Kayuputi」。
ここのサンデーブランチは大人気で予約必須。
11時からのアペリティフで緩やかにスタート。まずはセントレジスならではのブラッディマリーで喉を潤します。
正午からはシェフがテーブルを回りながら出来立ての一皿を次々とサーブ。
キャビア、オイスター、和牛、そしてインド洋のパノラマ!
Kayuputiのサンデーブランチはバリ屈指の美食体験です。
The St. Regis Barでシャンパンのサブラージュを堪能
午後が夜へと溶けはじめる頃、ロビー脇の「The St. Regis Bar」に人が集まりはじめます。ソムリエが手にするのは、西洋のサーベルではなく インドネシアの伝統短剣 “クリス”。バリの神話を象(かたど)った刀身が、シャンパンのコルクとガラスの“継ぎ目”断ち、澄んだ音とともに泡が噴き上がる――それがこのバーのイブニング・リチュアルです。
Dulang ─ トロピカルガーデンで味わう“王宮仕立て”バリ料理
彫刻が施されたガゼボの中にたたずむ「Dulang」。店名は、かつて王族の食卓で使われた円形の木盆 “ドゥラン” に由来します。
バリ文化のエッセンスが感じられる、地元食材を使った本格的なバリ料理、伝統的な味わいをいただけます。
ガムラン“リンディック”の生演奏に始まり、食感にはバリ舞踊パフォーマンスも楽しめます。宮廷料理と芸術が織りなす、バリならではの五感の晩餐を堪能できます。